金型への路(みち)・・・(その拾壱)
金型製作が決定する直前に今後のバリエーションの一つとしてちっぱい版胸部パーツを作りました。
ちっぱいパーツ自体はまだ完成していないのですが、バリエーションを展開するための製品設計上の不具合を発見して製品形状を修正しました。
その他細かな修正を行い、ようやく加工用CADデータの作成も完了しました。
何度も似たような画像ばかりでスミマセン…
さて今回は、設計後の金型製作手順をザックリと説明します。
金型製作は設計が終わると、「材料取り(材料の手配)」をします。【←今ココ】 材料が届くとサイズ調整を行い、本格的な機械加工の開始です。
最初の機械加工はドリルによる孔開けや、ワイヤカット(W-EDM)加工で入子用の貫通穴を製作します。
製品形状以外の加工が終わると、いよいよ製品形状の加工が始まります。
マシニングセンタ(MC)で全体の形状を加工し、MC加工で形にならない部分(凹角や狭くて深い溝など)を放電(EDM)加工へと続きます。
EDM加工には銅やグラファイトで作られた「電極」が必要で、電極はMCやW-EDMなどで加工します。
最後は高い精度が必要な部分を追加加工したり、キャビティとコアの合わせを調整し、組み立てて金型の完成です!
金型が完成するとトライ成形を実施します。
今回のトライ予定日は6月上旬です。