ポリゴンとサーフェス
本業では、広く金型メーカーが使っている機械系CAD/CAMシステムのほかに、アニメやCG、フィギュアなどの制作に使用されるポリゴン系のシステムを導入し、設計や製造に使用しています。
ポリゴン系システムを使用する一番の目的は、加飾された外装系部品(情報端末外装部品、自動車内装部品、化粧品容器などなど)用の金型製造において意匠性の高度化や高品質化を実現することです。
本業的にはこんな感じなのですが、T-SquareLab.としては有機的・生物的な意匠を実現するためにポリゴン系システムを活用していきたいと思っています。
ただ、いろいろと検討や検証をしてきた結果、現状のポリゴン系システムをそのまま使ったのでは、「形はできるけど、品質的にはイマイチ」という感じです。
多くの人が「ポリゴンを細かくすれば滑らかになる」と思っているようですが、実はこれはそんなに単純な話ではありません。
現在、一番滑らかな表現が可能なのは、機械系CAD(いわゆるサーフェス系CAD)だったりします。
つまり、かわいくデザインされたフィギュアをかわいいまま作るためには、ポリゴンとサーフェスをうまく使い分けることが重要だということです。
今回は、少しまじめに語ってみました(^_^ゞ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント