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2016/03/03

女の子フィギュアの3D-PDFを公開してみる

現在リリースしているすべてのパーツをSTL形式で公開しています。

 

STLはポリゴン形式のひとつで、小さな平面の集合として3次元形状を表しています。
簡単な例としてはミラーボールですね~

 

Mirror Ball

 

車や家電品などの製造業者が一般的に使っているのは境界表現形式のCADです。
境界表現というのは3次元形状を幾何情報(点・線・面など)で表し、ソリッドの場合はさらに位相情報(面が繋がっているなどの情報)を持ちます。
本業(金型製造業)でも境界表現形式のCADを何種類か使っています。

 

ポリゴン形式境界表現形式は大雑把な分類です。
興味のある方は「サブディビジョン」「CSGツリー」「フィーチャパラメトリック」などの単語でGoogle先生たちにお聞きすると色々と教えてくれますよ!

 

さて・・・

 

STLよりもっと身近な3Dデータがあります。

 

PDF形式です。
3DデータはAdobe Reader 7以降でサポートされたようです。

 

PDFの内部的にはUniversal 3Dという形式だそうで、これは境界表現(B-rep)とポリゴンの両方をサポートしているようです。
つまり3D-PDFを使うと高精度なデータの配信が可能(かもしれない)ということです。
実際に3D-PDFの曲面表示を見ると、精度は分りませんが非常にきれいです。

 

もし3D-PDFを読み込んでB-Rebデータを編集できる3Dソフトがあるなら、境界表現をサポートした3D-PDFの可能性はSTL以上でしょう!

 

2016030101_fig_std135.pdf

 

と、いうことで、制作中の女の子フィギュアの3D-PDF形式データを公開します。

 

Joint Factory (ブログ版)が利用しているココログには容量制限(1MB)がありますので、Joint Factory (ホームページ版)にファイルを置いてリンク(約5.5MB)を張っておきます。
ファイル容量にご注意下さい。
またブラウザ内で「Enable 3D View」と表示される場合はファイルをダウンロードしてAcrobat Reader等で直接開いて下さい。

 

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